草の生えない未来

いま、10年に1度の災いにぶち当たっている。

リーマンショックなのか、東日本大震災なのか、はたまた世界恐慌の再来なのか。

政治、行政、科学、良心みたいなものがごちゃ混ぜになりつつ、試されている気さえする。

こんな状況、そうそう見れるもんじゃない。

そこにテクノロジーと信念で勝機を見出す商人あらば、悲しみに暮れる人民あり。

東日本大震災は、図らずもその後残された人に原体験としてある種のエネルギーを付与したのと同様に、せめて今回のコロナショックは誰かの原動力となり得るのだろうか。



夏草や 兵どもが 夢の跡

そんな歌が聞こえてこない未来でありたい。

Daichi Inoue
1990年山口・防府生まれ / Job:マーケ屋,何でも屋 / Like:日本酒,アウトドア,読書